『ラ・ボルト精神病院』 『アダマン号に乗って』でベルリン映画祭で金熊賞を獲ったニコラ・フィリベール監督のドキュメンタリー映画を数本見たのですけど、中でも『すべての些細な事柄』という映画には職業柄たくさんのことを考えさせられました。 映画… Akikawa Jill 2024.04.15
『コーヒーアンドシガレット』 よく書いていますけど…どうもマンガを読むのが苦手なのですね。ところがマンガを読むことが大好きな友人が私にはたくさんいて、これは読んだ方がいいよと貸してくれたりする訳です。『鬼滅の刃』を全巻読み終えた時に、もう… Akikawa Jill 2024.04.14
『パリの思い出』 記憶というのは不思議なもので、何かを経験して数ヶ月なり数年なりが過ぎた後に、何を記憶しているのかは分からないのですね。記憶の研究で、長期記憶として保存されやすい傾向を持っているのは①その記憶が事実に反していない(つまり、… Akikawa Jill 2024.04.13
『シンゴの旅ゆけば~!(66)世界一の親日国その2』 パラオにはいろんな国がやってきたんだ。最初はスペイン、次はドイツ、そして日本人が大勢パラオにやってきた。 その頃のパラオには水道もないし、電気もなかった。道路も舗装されていなかった。… Akikawa Jill 2024.04.11
『シンゴの旅ゆけば~!(65)世界一の親日国その1』 どこの国に行っても、だいたい日本人ってのは好かれているように思うのだけど、アラブの国あたりだと東アジアの国というのがよく分かっていないみたいで、モロッコやエジプトじゃ、そうか日本人か、… Akikawa Jill 2024.04.10
『ハンナ・アーレントの「孤独」』 「孤独」と聞くと、ネガティブなものとして捉えがちですけどね…哲学者のハンナ・アーレントは「孤独」はとても望ましい状態と捉えていて、そこにネガティブニュアンスはまったく含まれていないのです。そして、「孤独」… Akikawa Jill 2024.04.09
『寂しさ・退屈・依存症』 以前も書きましたけど、マルティン・ハイデガーは「退屈」について3つの形式があると書いています。 ①退屈の第一形式…電車が来る時刻まで、かなりの時間がある。そういう時に感じる「退屈」。こういう「退屈」をやり過ごす… Akikawa Jill 2024.04.08
『存在するということ』 1897年のことです。8歳のヴァージニア・オハンロンちゃんが『ニューヨーク・サン』という新聞にサンタクロースは本当にいるのかと質問する手紙を書きました。 その答えというのが本当に素敵なのですね。詳しくは『Is t… Akikawa Jill 2024.04.07
『アデライダ・ガルシア=モラレスの『エル・スール』』 ビクトル・エリセの『エル・スール』という映画は、父親の死から主人公の少女が立ち直るところで終わります。父が生まれ育った南(エル・スールというのは南という意味です)に行こうと少女は決意す… Akikawa Jill 2024.04.06