『自分を知るということ①』 ボストンの学生時代に見た、ゴーギャンの絵のことをよく思い出します。正確には絵そのものよりも、タイトルの方を思い出すのですけどね。 『D’où venons-nous ? Que sommes-nous ? O… Akikawa Jill 2024.05.10
『シンゴの旅ゆけば~!(79)バラナシの葬送①』 あんたって、悩みないでしょと時々言われる。まぁ、ないんだけど…。 だけど、悩みがないと言われるのって、考えてみたらアホだろって言われているような気もするのだけど。まぁ、アホか、俺は…。 … Akikawa Jill 2024.05.09
『シンゴの旅ゆけば~!(78)マフィアの屋敷にホームステイ⑧』 また来いよ。俺はおまえが気に入ったのだと思う。ボスはそう言った。デコボココンビは駅まで送ってくれた。 昨夜は一悶着あったのだ。一緒に泊まっていた日本人の1人が、タクシーの運… Akikawa Jill 2024.05.08
『シンゴの旅ゆけば~!(77)マフィアの屋敷にホームステイ⑦』 夢の中みたいだ。 ハトシェプスト女王葬祭殿のテロ現場に立つと、それが現実の光景だとは思えなかった。 強い風に揺れている、テロを抗議する垂れ幕。 銃弾で抉り取られた遺跡の… Akikawa Jill 2024.05.07
『夢を見るかもしれない⑦』 記憶というシステムは面白いものなのですけど、①その内容が事実に反していないもの。②その記憶が自分らしいと思えるもの。この2つの条件をクリアしたものが、就寝中に長期記憶として保存されるのです。 ですから、いくら… Akikawa Jill 2024.05.06
『シンゴの旅ゆけば~!(76)マフィアの屋敷にホームステイ⑥』 日本人か? そうだと答えると、おじいさんは頭を下げた。エジプト人のバカな若いのが、あなたの国の人を殺してしまった。本当に申し訳なく思う。 何かが起こる。誰かが誰かを殺すと… Akikawa Jill 2024.05.05
『夢を見るかもしれない⑥』 前回書いたセノイ族はマレーシアに暮らす民族ですけど、北米にも夢と関わりの深いネイティブ・アメリカンの部族がいるのです。 オジブワ族と呼ばれる彼らには、夢を専門に扱うシャーマンのような職種まで存在しているそうで… Akikawa Jill 2024.05.05
『夢を見るかもしれない⑤』 キルトン・スチュアートの『マラヤの夢理論』で世界的に知られることになったマレーシアの少数民族がいます。セノイ族と呼ばれている彼らは、夢をコントロールする技術を持っていることで知られているのですけど、ちょっと興味… Akikawa Jill 2024.05.04
『シンゴの旅ゆけば~!(75)マフィアの屋敷にホームステイ⑤』 お客人が風邪をひいたようだ。あれをやってあげなさい! ボスがそう言って子分を呼ぶと、今までほとんど話さなかったデコボココンビの大きい方が、俺を風呂場に連れていった。何が始ま… Akikawa Jill 2024.05.04