『ジュンパ・ラヒリのテクスト④』 とりたてて何も起こらない。 ジュンパ・ラヒリの作品って、まぁそんな感じなのですね。もちろん小説である以上、何かは起きます。だけど、他の作家の作品に比べると大したことは起こらない。 不意に停電になった夜… Akikawa Jill 2024.05.25
『ジュンパ・ラヒリのテクスト③』 言葉に対する感受性のようなもの。それを磨かないといけないのかもしれない。精神科医としてのトレーニングを受けている時に、そのことに気づいたのですけど…いくつかの例外はあるにしてもカウンセリングというのは言葉… Akikawa Jill 2024.05.24
『シンゴの旅ゆけば~!(81)バラナシの葬送③』 コルカタのマリアホテルは、アホなバックパッカーだらけだったのだけど、中にはボランティアをしに来ている立派な方もいる。マザー・テレサの『死を待つ人の家』で働いているいろいろな国の人たちが、当… Akikawa Jill 2024.05.23
『シンゴの旅ゆけば~!(80)バラナシの葬送②』 とりあえずコルカタのマリアホテル(バックパッカーには有名なのよ。)にチェックインして、インドに慣れることにした。病気になるとか、汚いとか、怖い話ばかり日本で聞いてきたのだけど、大したことは… Akikawa Jill 2024.05.22
『ジュンパ・ラヒリのテクスト②』 サザンオールスターズの『蛍』は特攻隊を描いた映画の主題歌ですけど、歌詞の内容はあの時代の若者の心情を綴ったものになっています。 だけど、それ以前に「蛍」という言葉の持つ趣とでも呼ぶものを日本人が共有して… Akikawa Jill 2024.05.21
『ジュンパ・ラヒリのテクスト①』 最初に読んだジュンパ・ラヒリの作品は『停電の夜に』だったと思うのですけど、インド系イギリス人の彼女の言葉は、やけにしんみりと心に入ってくるのです。 ベンガル語と英語の話者である彼女は、さらに多くの言葉を… Akikawa Jill 2024.05.20
『自分を知るということ⑧』 英語の決まり文句みたいなものなのかもしれませんが、何かを断わるときに「not my style」という言い方をよくします。例えばワンピースなどを選んでいて、何かを勧められる。うん、うん、とってもいいと思うのだけ… Akikawa Jill 2024.05.19
『自分を知るということ⑦』 前回書いたように「内向型」である私は、だいたい同じような生活を繰り返して生きています。馴染みの店とか、馴染みの温泉とか、馴染みの映画館とか、馴染みのスーパーマーケットとか、とにかく一度しっくりいって気に入ってし… Akikawa Jill 2024.05.18
『自分を知るということ⑥』 心理テストの類は世の中に溢れていますけど、ロールシャッハテストのように臨床で使われるものもあれば、それはちょっとどうなのと思ってしまうようなテストもあります。 アメリカで、これが決定版ということもないでしょう… Akikawa Jill 2024.05.17